こんにちは
成田の漢方薬局 下田康生堂です
5月から6月にかけて旬の果物と言えば「ビワ」があります
食べても美味しいビワですが、お寺の境内に多く植えられているのを見たことがある方もいると思います。お寺に植えられているのはビワの薬効で不調に悩む人々を救うためだったと言われております
そんなビワですが、鑑真和尚がビワの葉療法を日本に伝えたという説があります。
ビワの葉療法というのはビワの葉を炙ったものを患部に当てると患部の痛みが和らぐというおまじないのようなものなのですが、現代医学でビワの葉には消炎作用を持つアミグダリンやタンニン、トリテルペノイドといった物質が発見されその効果が明らかになってきました
また、江戸時代には枇杷葉湯売りが街を流し歩き、江戸の風物詩にもなっていたようです
枇杷葉湯とはビワの葉や肉桂(シナモン)、甘草などの生薬を煎じたもので暑気あたりや下痢止めなどとして重宝されていました。
当店ではそんなビワの葉をお茶にしたものをご用意しておりますので是非一度お試しくださいね。