こんにちは
成田の漢方薬局 下田康生堂です
漢方・鍼灸などの東洋医学には隋機制宜(ずいきせいぎ)という考え方があります
小難しい言葉ですが、宜というのは適宜の宜です。
因時制宜、因地制宜、因人制宜の三つを合わせて隋機制宜と言います
因時制宜:時
因地制宜:土地
因人制宜:人の個性
を考慮して治療をしましょうという考え方です
因時制宜とは「時」ですから、「季節」という要素です。
四季の気候変化は人間の体に大きな影響を与えますので、季節や時間の特性を非常に重要視します
春から夏にかけては温から熱に変化しますので温めすぎないようにする。
秋から冬にかけては涼から寒に変化するので冷やしすぎないようにする。
「人と天地は相応ず」
人間と自然界をまとめて一つの整体とみなす素晴らしい考え方の一つだと思う今日この頃です