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2019.11.01

妊活コラム 〜帯脈〜

こんにちは

成田の漢方薬局 下田康生堂です。

帯脈について

 

中国の婦人科医には「帯下医」という別名があるように、帯脈は婦人科の生理・病理に深く関わってきます。

帯脈は図のようになっています。

帯脈

一般の経絡は上下方向に循環しますが、帯脈は横方向に一周しているのが大きな特徴です。

体を一周していることから上下方向に走る経絡はみな帯脈の影響を受けることになります。そのため、帯脈は経絡を正常な位置に保持する(吊り上げる)役割があります。

張子和は「儒門事親」証婦人帯下赤白錯分寒熱章にて

衝任督3つの脈は、同じところから始まって3つに分岐しているが、みな帯脈に連絡している

と述べています。

「傳青主女科」には

「帯脈とは、胎盤を吊り上げている糸である。帯脈が無力になれば、引き上げる力がなくなるので、胎盤は不安定になる。したがって帯脈が弱ければ流産しやすくなり、帯脈が損傷されれば妊娠が不安定になる」

と書かれています。

上記の通り、帯脈には経絡を保持する働きがありますので、帯脈の機能が弱くなると下陥症状が現れやすくなります。

婦人科系に関係するところでは、帯脈の保持する(吊り上げる)働きが弱くなることで、任脈を保持することができなくなります。胎盤は任脈によって支配されておりますので胎盤を維持することができなくなり、流産を誘発してしまう可能性があります。

また、邪気が帯脈の力を弱くすることで帯下(おりもの)に悪影響が現れてきます。

繰り返す流産でお悩みの方・帯下でお悩みの方は一度帯脈の観点からお体を診てみると新たな発見があり、改善にむけた道筋が見えてくるかもしれませんよ。